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三昧(サマディ)までは何哩(マイル)?

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日々これヨガである   

なんだかやと日々は過ぎ行くが、時を重ねた過去の累積は、そんなたいしたもんじゃない。


それはそれ(過去)、これはこれ(いま/ここ)、とアタマや思考ではなく私の存在そのものをもってキッパリ切り替えができたなら、囚われから解き放たれるのだろう。つーか、それこそBuddhaってコトか。


パングラオに来て、毎日のようにバイクでビーチに向う。野放しで生い茂る樹木雑草野花はワイルドな芳香をプンプン放ち、緑の湿度と臭気が、雨期の到来を如実に語っている。走馬灯のように流れてゆく木々、葉の揺らめきと木漏れ日のキラキラ、樹齢の高い大木に宿るもののけ、圧倒されるように、溶け込むように、その中を抜けるように疾走するのは気持がよい。




ところでエルニドで、とある知人宅へ行く際、引潮のときは浜を歩いて渡れるのだが、満潮のときは渡し船が必要なため、そこでいつもオンボロボートを漕いでくれるのが、身体障害者の青年だった。彼は半身麻痺による言語障害もあったけど、変にココロで通じ合うものがあって、毎回の10分足らずの渡し舟トリップが楽しみであった。彼の健康状態や貧困という環境は、厳しい現実であり救いようがないが、彼の心は、先進国から来た私なんかとは比べ物にならないほど美しく、豊かで、そして純粋だったからだと思う。晴れた日には、このオンボロボートで一人沖へくりだし、ポカンと海原に浮かび、空を眺め、世界を、自分を感じるのが好きだ、と彼は言う。それを精神的貧困世界から来た私のような人間は「ヨガ的」と呼ぶのですよ、と、言ったことがあるが、彼は童子のようにニコニコと眩しく笑うだけだった。


rain




驟雨


雨がはじまる。


湿度とその匂いで、気配を漂わせたかと思うと

一瞬の間をおいて一気に降り注ぐ。

ここにも、そこにも、あすこにも。

降り注げ、大地へ樹木へ雑草へ、鼓動息吹よ奮い立て。


振動と共に鳴り止まぬ雨音は、耳の奥を麻痺させる。

全てが遠くけぶり、遠景は霞み境界線が溶ける。

網膜に映る光景がスローモーションとなる。


世界中が動きを止めたか、と、錯覚するような瞬間。

現世の営みごとにおける、ちょっとした「間合い」。

煩い想念と想念の狭間のような

繰り返す呼吸と呼吸の狭間のような

完璧な静謐さ、stillness






肌を濡らす雨雫は思いのほか冷んやりとして

自分が亜熱帯地域にいることを忘れてしまう。

どこにいるかなんてこと、本当は問題じゃないのにねー、とか思いながら。

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